節分説法

いい話
setsubun, japanese traditional event

今日は2月3日”節分”ですね。

我が家の巻き寿司はキムパを作ることが多いのですが、今年は娘がお刺身を食べらるようになったので、ちゃんと恵方巻を作ろうかな^^

先日テレビでお坊さんが節分についてお話しされていたのがとても面白かったので、備忘録として書いてみます。

京都鈴虫寺 どんな願いでも一つかなえてくれるお地蔵様がいたり、説法を聞かせてくれることで有名なお寺だそうです。そこのお坊さんの説法です。

節分説法

まず鬼の種類です。

赤鬼・青鬼・黒鬼・みどり鬼・きいろ鬼の5種類の鬼がいるそうです。

  • 赤鬼・・・欲張りで、いつも人のものを欲しがって奪い取っている。
  • 青鬼・・・いつも怒っていて、人の悪口ばかり言っている。
  • 黒鬼・・・物の心理がわからずお先真っ暗
  • みどり鬼・・・さぼっていて何もしない
  • きいろ鬼・・・自己中

特に厄介なのが赤鬼・青鬼・黒鬼で、三毒と言われています。

鬼ってそもそもどこにいるの?って話ですが、

鬼ヶ島ではありません。

私たちの心の中にいるんです!

いつから?

私たちは、みんな生まれたときはは仏のこころでうまれています。

どんな極悪人も

どんな卑怯者も

生まれたときはみんな仏のこころだそうです。

仏のこころってなんぞや?

仏のこころは、言わば鏡のようなもの。

あるがまま そのままのすがた

何の忖度もない そのままのすがたをうつす

鏡のようなこころです。

それが年を取っていろいろな人生経験を積んでいって自分なりの価値観が身についてくる。

こちが正しい、こっちが間違い 

こっちが正義でこっちが悪

こっちが得こっちが損

分別をつけていく

分別のある大人は誉め言葉といわれていますが、仏教の世界では分別はしたらいけない

分けてはいけないとされています。

もともと一つのものなはず。それを分けるということは基準があるはずです。

その基準とはなんでしょう。

結局自分の価値観がきめている。

分別すると、物事を比べるようになる。

比べるようになるとどうなるか、

いいものと悪いものを比べて、いいものが欲しくなる

すると執着が生まれる。

どうやったら手に入るか考えるようになる。 

誰かくれないか 落ちていないか だれかの取ろうかなと妄想するようになる。

妄想と執着が私たちの心の鬼の栄養になるんです。

じゃあどうするか?

妄想や執着をやめればいい。

比べるのをやめる 分別をやめる

私が!をやめる。

私が!ほしい

私が!褒められたい

私が!したい

これを我執(がしゅう)といいます。

この我執が厄介なんです。

退治はむずかしい!ので弱くさせましょう。それにはどうするか。

5つの鬼の逆をするんです。

もっと出せ!もっと欲しい!じゃなくて、もうこれで十分足りています。何なら私の分もどうぞと分け与える。

人の悪口を言う人なら人のいいところを探す

物の心理がわからなければものの心理を見極めるためのに眼(まなこ)を養う

自分さえよければそれでいいや、ではなく、自分のことは二の次さんの次にして

他人のことをいちばんに考えてみる

人か嫌がることを進んでやってみる

そうすれば鬼は暴れたくても暴れられなくなります。

今自分の心の中にどんな鬼がいて

どいつが力をもっているのか見極める  

これが2/3の節分です。

節分は心の鬼を見極める日だそうです。

今日も良い一日を!

でわっっ!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました